すべてはネズミのために

病気Tips

今までに飼ったネズミの経験から得た知識の忘備録。

病気(ケガ含む)

  • 下痢をしている:

   腸内バランスの乱れ。抗生物質が原因の場合や、原虫がいる場合もある。命にかかわることが多いため、なるべく早く獣医へ。また、高齢のために消化器官の機能が落ちている場合もある。

  • 目ヤニが出ている(目が開かない):

   体調不良は目に出やすい。何らかの原因で弱っている可能性があるため、他に症状がないかよく確認すること。年を取ると目ヤニは出がち。

  • 血尿(尿の色がオレンジ色):

   腎臓系かメスならば子宮系疾患の恐れあり。なるべく早く獣医へいき、抗生剤や止血剤をもらおう。初速が命。

  • しこりができた:

   高齢のハムスターに頻発する。仕方がない部分もある。体の小さなハムスターでは手術は難しい場合も多い。ただ、体表にできている場合は取れる可能性も高い。分からないなら獣医へいこう。

  • 足をつかずに歩いている、びっこを引いている:
   足の脱臼、打撲、捻挫は時折生じる。金網ケージで飼っていると頻発する。大概は自然治癒するので、経過を観察する。
  • 爪が折れて血がにじんでいる:

   カーペットや布に引っ掛けてなることが多い。大概は自然治癒するので、経過を観察する。

  • 指が赤くなっている:

   指をどこかに引っ掛けた場合になることが多い。自然治癒することが多い。経過を観察する。

  • 傷ができている:

   同居ハムスターと喧嘩した、もしくはケージ内や散歩中にとがった危ないものがある可能性がある。原因を探ろう。傷の深さを確認し、傷が深いもしくは膿んでいるようならば獣医へ。自分でできるならば、ヨードチンキまたは外用のイソジンなどで消毒を試みてもいい(慣れてない場合は素直に獣医へ)。ハムスターの傷の治りは早いので、浅いようなら経過観察可能。

  • 呼吸音、呼吸数がおかしい:

  呼吸に鳴き声が混じることもある。多くは肺炎、もしくは心臓病によるもの。なるべく早く獣医へ。しかし、予後は望めないことが多い。酸素室の準備を急ぐとよい。

  • 鼻先や手先の色が悪い:

  心臓病の可能性が高い。予後は見込めないことも多いが、なるべく早く獣医へ。酸素室を準備し、呼吸をなるべく楽にしてQOLの向上を図ろう。

  • 食欲がない:

  複数の原因が考えられる。まだ若い場合は口の中を見てみよう。歯が曲がっていてご飯を食べられない可能性がある。高齢の場合は弱ってきている可能性が高く、仕方がないかもしれない。まずは食いつきがよさそうなやわらかいもの、嗜好性の高いものを差し出してみよう。とにかく栄養が取れるように工夫する。なるべく早く獣医へ。

  • くしゃみをしている:

  肺炎の可能性がある。その他の症状がないかよく見て、なるべく早く獣医へ。

  • 急に体重が増えた:

  太っただけの時と、腹水による急激な体重増加の場合がある。腹水の原因は多くは内臓疾患か心臓病。腹水がたまり始めたら予後は見込めないことも多いが、利尿剤などでQOLの向上と、余命の延長が見込める。なるべく早く獣医へ。

  • 急に体重が減った:

  食欲はあるか、食事がとれているか確認する。高齢の場合は仕方がないことかもしれない。高カロリーなものを与えつつ、なるべく早く獣医へ。

  • 水を飲む量が増えた:

  腎臓系疾患の疑いあり。多くは肥満が原因。尿量や体重をチェックしつつ、ダイエットを検討するとよい。

  • はげた:

  ダニ、アレルギーを疑う。ケージ内を清潔にし、キッチンペーパーなど低アレルゲンの床材に変える。高齢の場合は低栄養性脱毛の場合も(こればかりは仕方がない)。動物性たんぱく質を与えるのもよい。またホルモン性の場合、左右対称に腰のあたりからハゲてくることが多い(獣医さん談)。稀に、肥満のハムスターで移動で腹や胸がこすれてハゲるという場合もある(恥ずかしい…)。